Spector改造/リペア英雄列伝 第1弾

EMG BTSをAguilar OBP-1に載せ換える(文と写真:Kenjiさん感謝! 編集:CYCO)

改造は各自の責任の元に行ってください。当方も代理店・メーカーも一切責任は持ちません。でもおすすめ。

これがAguilar OBP-1です。

超パワフルで豪快なプリアンプです。2002年度の1年間だけSpectorで標準採用されていました。Spector搭載品は9v電池1個で動作しますが、中味は18v回路です。BTSで満足できない暴れん坊のあなたにぴったり・…でも、じゃじゃ馬だから乗りこなせるかな?

今回は、SOU/1さんが既に配線してくれていたので楽勝でした。
配膳図はこちらをご参照下さい。→

OBP-1は2ボリューム仕様です。 
1 つまみをはずす。

私のモデルは圧入タイプなので引っ張れば取れました。
2 裏カバーをはずす。

チェコ製 と 日本製では ネジサイズが違うのでビットに注意。

電池交換したことあるので 皆さんわかってるか...。
これがEMG BTS!
3 電池をはずす。

半田付けするときに電池つけたままだと、ショートしたとき大変なことになるので忘れずにはずしましょう。
4 ポットをはずす。

ボディーをキズつけないように注意。
5 サーキットを取り出し、いよいよ半田使用。

半田ゴテ使用の際は火事や火傷に充分ご注意ください。
6 PICK UP 配線を基板から取り外す。

 赤 : 電源ライン
 白 : 信号系ライン (シールド線)



半田について

最近、環境問題で鉛フリーのタイプに移行しつつありますが、このベースはまだ対応されていません。

鉛フリーになると...

 半田融点が高くなる
 半田の輝きが減る
半田のコツ

個人差はありますが コテ先はある程度の太さがあるほうが良いでしょう。

今回は 半田コテ 22W コテ先 3C を使用しました。


半田融点まで 一気に温度をあげ すばやく線材を はずします。容量の少ないコテの場合 ゆっくり溶かすと 線材の被覆を溶かしてしまいます。
線材をはずすときは 半田を供給しながら 線材をはずす ほうが やりやすいです。半田に入っている 新しい フラックス を 溶かすことにより もともと付いていた 半田のキレが 良くなります。


7 サーキットをはずすとこうなります。

今後、回路を変更しないなら、この時点でPICK UPからの線材の長さを最短にする方が良いでしょう。
それにしても 長すぎる。
8
OBP-1に半田をつける。

線材の半田付けは慣れないと大変。

左指をうまく使い、線材に半田を供給します。
いまいち自信がないときは、電源ラインで練習した方が良いでしょう。
シールドラインはあっためすぎるとHOTとGNDをショートさせてしまいます。
9 つまみ取り付け。
10 配線完了。

OBP-1のBOXは両面テープで固定しました。
SOU/1さんの方には、この時はずしたBTSが移植されました。

TOPへ戻る